スマート フォン ホームページ 制作の意味
国際ローミング(現在もっている端末をそのまま使って国外でも通信できるようにすること)である。
2002年12月にJ-フォン(現VodafOne)の3GサービスであるVGSが開始されたが、これはVodafOneグループの国際ネットワークが活用されたものである。
また、今後の3Gや無線LANの普及には、移動体通信向けコンテンツやアプリケーションの動向がキーファクターとなってくるが、世界でブロードバンドの移動体通信が普及することによって、日本に新たなコンテンツやアプリケーションが入ってきて、普及にはずみがつくことが期待できる。
そこで本稿では、欧州の3Gの市場動向を傭撤する。
成熟化する欧州移動体通信市場加入者数から見ると、欧州では携帯電話市場は成熟期に入ってきたといえる。
近年ではフランス、ドイツ、および北欧の一部で加入者数が減少に転じるなど、成熟化が進んできている。
一方、シェアを見ると、特に大陸系各国においては、旧国営系通信事業者が約半分を占め、寡占状態である。
イギリスでは、フランスの旧国営通信事業者FranceTelecomの携帯部門と合併したOrangeが第1位である。
またイギリス第3位のVodafOneは、フランス第2位のSFR,ドイツ第2位のMannesmannなどに出資しているほか、欧州外でもアメリカのAirtouchを1999年に買収したり、日本ではJ-フォンを傘下におさめるなど、最大の移動体通信事業者として世界的に一大勢力を築いている。
また最近の大きな動きとして、2002年7月、スウェーデンで第1位のTeliaとフィンランドで第1位のSoneraの合併が欧州委員会で承認された。
TeliaがSoneraを買収する形となる。
つまり、VodafOneをはじめとする巨大通信事業者(メガキャリア)の動向が、欧州移動体通信市場全体を動かしているといってよいであろう。
B)欧州のBGの動向先述したように、欧州での3Gサービスの開始は、数年前に期待されたよりも遅れてきている。
その原因としては、アプリケーションの不足、また周波数オークションにおける帯域価格の高騰による、通信事業者各社の経営の逼迫などがあげられている。
3Gサービス開始の遅れを示す最も顕著な例の1つとして、グループ3Gの活動中止がある。
「グループ3G」とは、TelefOnICa(スペイン)、Sonera(フィンランド)による合弁事業である。
両社はドイツ、イタリア、オーストリア市場において3Gサービスを提供するのを目的に設立された。
しかし、3Gサービス提供にさきがけて行われた2Gサービス「クアム」も顧客数が伸びず、ネットワーク構築などのインフラ投資がかさんで経営が逼迫し、活動中止を余儀なくされた。
特に3Gへの投資などで、経営危機に陥ったSoneraは、その後2002年にスウェーデンのTeliaに買収されている。
しかし、たとえばドイツでは3G免許条件として・2003年末までにドイツ人口の25%に対してサービス提供・2005年末までにドイツ人口の50%に対してサービス提供と定めており、通信事業者各社は免許条件に適合するよう、サービスの開始を求められており、3G免許維持のためにサービスの開始を急がなければならない状況である。
それでは、3Gサービス開始を予定している主要な通信事業者各社の動向を見てみよう。
●VodafOne(イギリス)世界最大の移動体通信事業者であり、欧州以外にもAirtouch(アメリカ)の買収やJ-フォンヘの資本参加などで世界各地に拠点をもっている。
欧州の通信事業者のなかでは比較的3Gサービスには楽観的といわれてきたが、・当初は2002年開始といわれていたが、2001年7月に、2003年開始を延期と宣言・2003年春にドイツで3Gサービス開始といわれていたが、2003年3月に、開始を2003年下半期に先送りというように、サービス開始を延期してきた。
2002年12月より、日本(J-フォン)でVGSとして3Gサービスを開始し、2004年には本社のあるイギリスでのサービスを開始するとしている。
●T-Mobile(ドイツ)ドイツの旧国営事業者DeutscheTelekomの移動体通信子会社である。
2001年にアメリカのVoICeStream(現T-MobileUSA)を買収するなど、VodafOneと同じように、買収による国際事業展開を行っている。
3Gサービスは、2003年後半に開始する予定。
ドイツとイギリスにおける3Gネットワークの構築は、mmO2(イギリス)と共同で行うことを合意している。
●mmO2(イギリス)イギリスの旧国営事業者BritishTelecomの携帯電話部門であったが、分社化し、社名をmmO2とした。
3GネットワークをDeutscheTelekom、KPNTelecomと共有する契約をしている。
ドイツでの3Gサービス開始予定は2003年下半期とされている。
また、2001年12月より、マン島で3Gの試験サービスを行っている。
●Orange(イギリス・フランス)フランスの旧国営事業者FranceTelecomと、イギリスの携帯電話事業者Orangeが合併して誕生した。
2002年12月に、VodafOneと同様、3Gサービス開始の延期を発表し、イギリスでは2003年開始、スウェーデンでは開始を保留とした。
●Hutchison3GUK(イギリス)各社が3Gサービスの開始を保留や延期するなかで、唯一、気を吐いているのがHutchison3GUKである。
Hutchison3GUKは、香港のコングロマリット、HutchisonWhampoa傘下の携帯電話会社で、NTTドコモなども出資している。
各キャリアが3Gサービス開始を2003年以降に延期するなか、イギリス、イタリアでは2003年3月に開始された。
加入者数が伸び悩み、苦戦しているが、欧州における最初の3Gキャリアとして、今後の動向が注目される。
4)垂直統合から水平統合へこのように欧州の移動体通信事業を俯瞰して見ると、VodafOneグループやTMobileグループをはじめとして、メガキャリアが買収によって勢力を伸ばしていることがうかがえる。
資本関係はなくても、mmO2とT-MobileとKPNのような、インフラ部分での協調なども見受けられる。
かつて、Vivendiのような巨大メディア企業が通信事業に進出し、通信インフラからサービスプロバイダー、コンテンツ提供まで一貫して行う「垂直統合」が話題になったことがあった。
アメリカのAOLTimeWarnerも同様である。
しかし実際には、コンテンツとインフラのシナジー効果をうまく活かすことができず、いまひとつ伸び悩んでいる。
むしろ現在の2.5Gから3Gに移行する移動体通信市場では、垂直統合よりも水平統合のほうが理にかなっているといえる。
それは、3G事業がライセンスやインフラに対して多額の投資を必要とする性質のものであり、「規模の経済」が働きやすくなるからである。
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